プロセスや動機を重視した評価ー歴史に学ぶ 「失敗の本質」より その8〜ビジネス戦略塾 No.260

プロセスや動機を重視した評価ー歴史に学ぶ 「失敗の本質」より その8〜ビジネス戦略塾 No.260
2022年9月13日 sofu
江上鳴風のビジネス戦略塾

こんにちは。創風塾です。

今週の「江上鳴風のビジネス戦略塾」では、
創風塾塾長の江上鳴風が、
歴史に学ぶシリーズの最終回8回目、名著「失敗の本質」から、
日本軍の組織上の敗因4プロセスや動機を重視した評価と全体の振り返ります。

こちらの

歴史に学ぶ 「失敗の本質」より その1〜ビジネス戦略塾 No.253
歴史に学ぶ 「失敗の本質」より その2〜ビジネス戦略塾 No.254
歴史に学ぶ 「失敗の本質」より その3〜ビジネス戦略塾 No.255
短期決戦の戦略志向ー歴史に学ぶ 「失敗の本質」より その4〜ビジネス戦略塾 No.256
アンバランスな戦闘技術体系ー歴史に学ぶ 「失敗の本質」より その5〜ビジネス戦略塾 No.257
組織上の敗因を見てみようー歴史に学ぶ 「失敗の本質」より その6〜ビジネス戦略塾 No.258
学習を軽視した組織ー歴史に学ぶ 「失敗の本質」より その7〜ビジネス戦略塾 No.259

の続きです。

それでは早速、塾長 江上鳴風のメッセージとともにお聴き下さい。

 

 

失敗の本質で語られる
もっとも重要なことは何だと思いますか?

 

日本軍の体質?

戦略上の失敗要因?

組織上の失敗要因?

 

いいえ、違います。

 

もっとも重要なことは
現実から学べない組織、自己革新しない組織は、
滅ぶということです。

 

ダーウインが「種の起源」で言った
と言われる言葉があります。

「もっとも強い者が生き残るのではなく
もっとも変化したものが生き残る」

でも「種の起源」では
そんなことを述べている箇所はありませんwww

原典確認しない人がハマるワナですwww

 

さて。ただ似たようなことばで言えば・・・
「種の起源 第5章変異の法則 まとめ」に

<地表に生息する無数の生物は、
新しい構造を獲得することで互いに闘争し合い、
最も適応したものが生き残る。>
(光文社古典新訳文庫 電子版)

というのがあります。

 

ダーウィンが言っているのは

生命は・・・

「新しい構造」を獲得しようとする。

さらに・・・

構造を獲得することで闘争(生存競争)する。

そして・・・

最も適応したものが生き残る。

・・・です。

 

生命はどのような環境下でも、
生存し、命をつなぎ、繁栄することが
グランド・ストラテジー(大戦略)です。

そして、この生命の大戦略はひと言で
言い表すことができます。

―――――――――――――――――――
環境に応じて「新しい構造」を出現させ、
生存に有利なように自らを変えること
―――――――――――――――――――

これに尽きます。

 

それは私たち個人、
私たちがつくるすべての組織に言える、
ということを「失敗の本質」は語っています。

ポイントは簡単に言えば
「緊張、自律、変異」です。

 

第260回の放送は、
「歴史に学ぶ 失敗の本質」の8回目。
いよいよ最終回です。

硬い内容なのに
意外に長く続きましたぁ~

 

 

「江上鳴風のビジネス戦略塾」
第260回 歴史に学ぶ 「失敗の本質」 その8 最終回

 

いかがでしたか。
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