こんにちは。創風塾です。
それでは早速、創風塾塾長の江上鳴風が語る
パーソナル・ブランディングのヒントをお届けします。
★
こちらのブランディングの基礎工事をしよう!、
ブランディングの基本の続きです。
ブランディングは、言葉で、
ブランドを規定するところから始まります。
ビルで言えば基礎工事に当たる部分。
これが「ビジョン、ミッション、バリューetc」
などの理念です。
この部分がブランドの土台中の土台、
基礎工事になります。
ただ、注意しなければならないのが、
この基礎工事は「未来の土地」で行う、
ということです。
現時点での競合や現時点の市場環境を
強く意識して作ると
「現在の土地」につくることになります。
その結果、つくっても
すぐ古びてしまう、競争環境が変わったら
使えなくなる、という悲劇が起こります。
長持ちするブランドを創りたいなら
「未来の土地」を前提に、
ブランドはつくらなければならないのです。
で、昨日言ったようにここに
大きな問題が立ちはだかります。
それは「未来の土地」につくるために行う
「未来の予測」はやってもほとんどが外れる。
という致命的な問題です。(笑)
だいたい当たる未来予測は人口予測のみです。
でも、未来をある程度予測しなければ
ブランドらしきものを、つくることはできない。
さて。どうするか?
答えは、、、、
「外れてもいいから予測しなさい」
、、、です。
未来予測してください。
外れてもいいから。
というより「外れるけれど」
未来は予測するに値します。
テクノロジーがどのように発達し、
それに対して世の中が動いていくのか
懸命に考えてみてください。
いま私たちが地球レベル、国レベルで、
地域レベル、家族レベルで抱える問題に対して
どのような解決のアプローチがあるのか
探ってみてください。
あなたのブランドが属する業種が
どのように変化していくのか、
描いてみてください。
何が、いつ、起きるなんて
ほとんど外れますが、未来に向けて
どのような「流れ」があるのかは把握できます。
何が、いつ、起きるなんて
大体は外れますが、次の時代に
どのようなビジネスの「可能性」があるのかは理解できます。
何が、いつ、起きるなんて
一つも当たらないかもしれませんが、5年後、10年後に
どのような「リスク」があるのかは推測できます。
未来を予測しようとすると、
「流れ」「可能性」「リスク」を
ざっと見ることになります。
それは、ブランドが永続するための条件を
探る作業に他なりません。
何が起きるのか、
どんな商品が生まれるかは分からなくても
「流れ」「可能性」「リスク」が分かると、
アドバンテージをもってブランドを
つくることができるようになります。
このメリットを手に入れてほしいのです。
私は、自分なりに
自分自身の能力とビジネススタイルと
時代の流れを掛け合わせて
パーソナル・ブランディングを行ってきました。
20年前、インターネットの興隆を見て
「すべてのビジネスが通販化する」と踏んで
通販のクリエイティブを
自分で手掛けるようになりました。
そのおかげで独立以降、会社は長年順調に
成長してくれました。
5〜6年前から感じ出しているのは
「意図を明確にもたないビジネスは淘汰される」です。
行きすぎた儲け主義の企業活動に対して
「道徳律」が復活する印象を持ちました。
「三方よし」「CSR」などの概念が
格差と地球温暖化などの地球規模の課題が注目されるにつけ
「企業存立の考え方」が問われるようになったのです。
「クリエイティブ + 思考(シンキング)」を前提に、
コンサルティングにビジネスの舵を切ることにしました。
私自身のブランドの基盤は、
つねに5年後に花開き、10年後に全開となるように
組み上げています。
自分では、この20年で
3回大きな方向の変化を意図しました。
幸い、それは今のところ、
どれも成功しているように感じています。
小さな試みですが、
私自身はつねに「未来はどうなるのか」、
という視点と「未来はどうあるべきか」、
という視点を持つようにしています。
未来予測はできるだけ
フラットに幅広く「事実を集め、
データを集め、読み解く」
ということをやってください。
いまの時代に現れた「未来のしっぽ」みたいな
現象や事象、テクノロジーや科学のニュース、
世界各国の動きを集めます。
できるだけ幅広い分野がベストです。
「未来のしっぽ」を記事的にひとつひとつ
カード化して収集します。
そして、これらのグルーピングや
組み合わせから浮かび上がる未来の姿を
検証していくのです。
「未来はどうなるのか」
「未来はどうあるべきか」
そういう視点をもって。
きちんと行えば
自分たちなりの「流れ」「可能性」「リスク」が
見えてくるはずです。
そこを起点にブランドを
つくってみてください。
少しタフな、長持ちする、
深みのあるブランドが出来てくるはずです。
「外れてもいいから未来を予測してみる」
そして、
もっとも重要なのは、あなた自身が思う
「未来はどうあるべきか」です。
覚えておいてください。
きょうは「パーソナルコンピュター」
という概念をつくったアラン・ケイの言葉で
締めくくりたいと思います。
The best way to predict the future is to invent it.
未来を予測する最高の方法は、それを発明することだ。
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いかがでしたか。
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