こんにちは。創風塾です。
それでは早速、創風塾塾長の江上鳴風が語る
パーソナル・ブランディングのヒントをお届けします。
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日本の資本主義の父と
言われる渋沢栄一のことばに
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一人ひとりに天の使命があり、
その天命を楽しんで生きることが、
処世上の第一要件である。
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というのがあるそうだ。
あるそうだ、というのは
原典が確認できないので
「あるそうだ」なのです。
ちょっとお許しください。
「論語と算盤」にも
「青淵百話」にも
「雨夜譚」にもないので
誰かが創作したものかもしれません。
ま、とにかく
渋沢栄っぽい言葉ですね。
「論語と算盤」には
“天命”という言葉は腐るほど
出てきますが、
“使命”という言葉はひとつも
出てきません。
つまり、missionは渋沢翁にとっては
天からの詔(みことのり)であって
私たちがどうのこうの言う筋合いではない。
そう考えていたといことですね。
「論語と算盤」には
“私は天とは天命の意味で、
孔夫子もまたこの意味において、
天なる語を用いられたものと信ずるのである”と
書かれています。
天=天命
天命を与える存在が天です。
その天は公平無私なる天です。
誠実な努力をすれば
必ずその人に幸いする、、、
と渋沢殴は考えていたようです。
さらに、、、
一時の成敗*は
長い人生、価値の多い生涯における
泡沫のごときものである。
*成功と失敗のこと
さらに、、、
道理に則って一身を終始するならば、
成功失敗のごときは愚か、
それ以上に価値ある生涯を
送ることができるのである。
と言い切っています。
成功も、失敗も、
あぶくのようなものだと。
500以上の企業の設立に関わった
渋沢翁が言うと、また迫力が違います。
あぶく、か。
あぶく、追いかけすぎ?
と一瞬、自分を
振り返ってしまいました。(笑)
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引き続き、今週の音声コラム「江上鳴風のビジネス戦略塾」も
メッセージに続きお聴きください。
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思考は必ずことばにしないと
伝わらないし、共有することもできません。
コミュニケーションは
ことばだけでなく、身振りや表情など
言語以外のものも大きく作用します。
でも、そうしたノンバーバル(非言語)の
コミュニケーションも、ことばによる
コミュニケーションがあって
初めて力を持つことができます。
たとえば・・・
ワールドカップに出場するチームの監督に
ことばによる指示を禁じたら、
多くのチームが混乱することは確実ですwww。
戦略という抽象度の高いものが
ビジネスではとても重要です。
理念、ビジョン、ミッション、パーパスなど
最高に抽象度が高い。
ポジショニングやコンセプトなども
そうかもしれません。
こうしたことばは、より具体的なことばに
ひも解いておく必要があります。
なぜなら・・・
ことばを抽象性が高いまま放っておくと、
現場はどう動いてよいか、何をどうすればよいか
分からないからです。
上位の抽象的な考え方や概念は、
できるだけ日常的な、具体的なことばに
翻訳する必要があります。
そういうことばに変換しておくことが、
案外、戦略の成否に結びついています。
動くのは最前線に居る人たちだからです。
つまり、彼らから見て
具体的な指示となっていることばに
しなければなりません。
第273回のポッドキャストは
ポジショニングの言語化がテーマ。
これはポジショニングに限らず
抽象度の高いことばを使うときの
大切なポイントを話しています。
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~ 江上鳴風のビジネス戦略塾 ~
第273回 ポジショニングをどう言葉にするのか
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