こんにちは。創風塾です。
それでは早速、創風塾塾長の江上鳴風が語る
パーソナル・ブランディングのヒントをお届けします。
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アメリカが日本を渡航禁止国に指定しましたね。
新型コロナウイルスワクチンの接種が、
高齢者や医療従事者を中心にはじまっていますが、
この感染症は東京オリンピックまでには収まるのでしょうか。
さて、今日のコラムは、
以前、新幹線で帰宅ときのことを。
新幹線といっても
品川から自宅近くの新横浜へ一駅。
1200円台の料金で12分で到着します。
そのときに武蔵小杉駅の横を
通り抜けていきます。
東京近郊に住んでいる方は
知ってると思いますが、
武蔵小杉はタワーマンション林立地帯。
たぶん10棟近くのタワーが立つ、
ここ人気の街の一つです。
昔は多摩川を一本隔てて、
工場などが立ち並ぶ場所で
いまもNECのビルなどが建っています。
そのタワーマンション2棟が
台風の多摩川からの水で
変電施設が壊れて、
ほぼ居住不能になったことがありました。
新幹線で帰ったとき、
線路から近いかなりの高層マンションの
明かりが消えているのを見えたんですね。
復旧には1ヶ月から3ヶ月、
かかったそうです。
「住民の方は
ほんとに大変だろうな。
このタワーの中では
ほぼ暮らせないだろう」
と思いました。
トイレも、お風呂も、
たぶんオール電化でできている
タワーマンションは
日常生活が不可能になります。
住民の方にとっては
想定外も想定外。
建てて売った方も
想定外といえば想定外。
よく聞かされる話だけど
文明が高度化すればするほど、
リスクは増大していきます。
高度化とは
関係する諸要素の数が
増えて行くことを意味します。
武蔵小杉の場合、
「地下の変電施設 × 浸水」
の2つがリスク要因だとします。
こうしたリスク要因が
4つしかなければ
このうち2つを組み合わせる
リスクパターンは6つしかありません。
しかし、これが
組み合わせ要素が100なら
リスク組み合わせの2パターンは
4,950もあるのです。
乱暴に言えば
数は25倍ですが
リスク要因は825倍になります。
つまり、これが
「想定外が頻発する時代」になる、
ということです。
でも、文明の進展自体は
止めようもないんですよね。
リスクをいかに事前に織り込むか。
想定外を、
どれくらい想定内に収められるか。
テクノロジーの進化と活用は
ここにかかっているんだなと
つくづく思った事態でした。
ん~、ちょっと硬い話に
なっちゃいましたね。
でも「安心できる」って
幸福感の土台なんですよね。
自分のブランド、ビジネスでも
想定外をできるだけ想定内にするには、、、
(1)リスク要因を洗い出す
(2)シミュレーションする
(3)事前対策を施す
、、、、です。
「雨が降っても経営者のせい」
ということばがあります。
これが波乱の時代に
ビジネスを行っていくコツです。
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いかがでしたか。
あなたのパーソナル・ブランディングのヒントを受け取っていただけたでしょうか。
引き続き、今週のヒマラヤFMも
メッセージに引き続きお聴きください。
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ブランディング、マーケティングでは
競合を見る、研究するということが
頻繁に行われます。
ライバルの動向は気になります。
隣の家は何やっているんだろう?
緑に見える芝生をうらやんだりします。
私は「ライバルは見るな」ということを
時々クライアントに言います。
時には「ライバルのことなんか
一切考えないでください!」
と強い口調でいう事もあります。
たとえば、同じような商品があって
その商品のブランディングや、
マーケティングを考えなければならない。
そういう時には、当然
ライバルの動向ややり方を研究します。
詳細に分析したりもします。
それは「たったいま」「現在」を
対象にしているからです。
でも「未来」を対象にするんだったら、
ライバルなんか一切見ない方がいい。
逆に見ることが害悪になります。
ときには「現在」を対象にしても
害悪になることがある。
ブランド、イコール
当然のように「競合のことを考える」
思考のクセが、いかにたくさんの
ブランドを蝕んでいるか。
あるいは企業を蝕んでいるか。
考えたこと、
感じたことはおありでしょうか?
今週のヒマラヤは、
そのことについて語っています。
ヒマラヤFM 第192回 ライバルを見るな!
https://www.himalaya.com/ja/pl
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2021年秋の募集を予定しています!
詳細が決まり次第、順次お知らせいたします。
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