こんにちは。創風塾です。
今週の「江上鳴風のビジネス戦略塾」では、
創風塾塾長の江上鳴風が、
「分かりやすいコンセプトが成功の鍵」というテーマで、
コンセプトの基本の働きと創る時の基本アプローチについて語ります。
それでは早速、塾長 江上鳴風のメッセージとともにお聴き下さい。
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戦略づくりでコンセプトは、
要と言ってもいいものです。
おまんじゅうで言えばあんこ、
料理で言えば出汁のようなものです。
それがなかったら戦略を実行し、
目標を達成することができないものです。
そのコンセプトのことを、
私の一冊目の著書では
「目標を実現するための実行原理」としています。
そして、分かりやすく言えば
「一行の計画書」だと述べています。
良いコンセプトは一人歩きします。
勝手に関係者の口の端にのぼって
勝手にそのパワーを結集してくれる。
すごく働きもののことばなんですね。
たとえば、SONY創業のことば
「技術者のための理想工場の建設」は
SONYがどういう方向に発展する意思をもって
動けばよいのか示した名コンセプトでもあります。
Amazonの「The everything store」
サウスウエスト航空の「空飛ぶバス」
スターバックスの「3rd place」
ダイソンの「吸引力の落ちない(唯一の)掃除機」
良いコンセプトは
それが何をしてくれるものなのか、
何をすればいいのかが非常に明解に示されています。
この明解さは、
自分たちが提供する価値を
余分なものを削りに削った末に表れてきます。
え~、今日は、コンセプトを
つくるときの裏技をひとつお教えします。
放送では話していません。
このコラムだけに書きますが。
いま思い出したので(笑)
コンセプトを生み出すときに
いろいろな概念のことばが生まれてきます。
でも、その多くは言い得ているんだけど
なんか長くて説明的なんだよな~
ということがほとんどです。
そのときに以下の質問を
みんなに投げかけます。
自分ひとりでつくっているなら
自分に投げかけます。
「それ早い話が何?」
「それ早い話どういうこと?」
この質問にできるだけ気楽に
ギャグを交えながらでも答えてもらいます。
最初は、みんながゲラゲラと
笑うようなもので、ぜんぜんOKです。
それをポストイットに書き留めて
壁に貼るうちに誰かがきっと面白くて
みんなの腑に落ちる、ことばのかたまりを
見つけてくるはずです。
出したことばの融合が起きるんですね。
「空飛ぶバス」のような
明解で真を射抜いたものが出てくる可能性が高い。
もちろん、100%とは言いませんが
私の実体験的にも、かなり有効な方法です。
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「江上鳴風のビジネス戦略塾」
第267回 分かりやすいコンセプトが成功の鍵
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いかがでしたか。
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