こんにちは。創風塾です。
それでは早速、創風塾塾長の江上鳴風が語る
パーソナル・ブランディングのヒントをお届けします。
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きょうは
「情報の透明性」がなぜ大事か、
ということを話します。
情報が透明って
どういうことかというと。
その場を行きかう情報が
「みんなから見えている」状態
ということです。
もしくは、どんな情報にも
アクセスできることが保証されている、
ということです。
この状態を「情報の透明性」がある
と言います。
これは誰もが発信できるよ、
誰もが他の人が発信した情報に
アクセスできるよ(受信できるよ)
ということです。
つまり、双方向ということ。
さらには、情報にヒエラルキーがない。
つまり、アクセスする権限に
差別がない状態ということです。
開かれた状態です。
この逆を考えると
「情報の透明性」のメリットが
見えていきます。
情報が不透明になり、
ブラックボックス化すると
どうなるか。
分かりやすいのが北朝鮮。
為政者のみが網羅的に、圧倒的に、
情報を握っている状態。
たぶん、
国家のトップクラスの人たちも
すべては知らないのではないか、
と思います。
これで、人間が
どんな心理状態になるというと
「疑心暗鬼」です。
みんながみんなを疑い出す。
聞いたことはありませんが、
北朝鮮の幹部の方たちは
誰も、自分のまわりの人を信じてない、
と思いますよ。
分断して統治せよ。
、、、、、、、、、、なんですね。
じゃなきゃ。
国を代々子どもが継ぐなんて
江戸時代の商家じゃあるまいし、
やるはずないのです。
これで分かるのは、、、、、
情報は、
私たちが日常的に考えているよりも、
はるかに巨大な力なのです。
人間の心理を前提にするとね。
ジョージ・オーウェルの小説「1984」でも
ビッグブラザーだけが「知っている」ですもんね。
こうゆう「情報の非対称性」は
(どっちかに片寄っていること)
ダムの水位の落差が
巨大なエネルギーを生み出すように
ダークな暗黒エネルギーを生み出すんですね。
情報はめちゃめちゃ「武器」になるんです。
ただ、、、、、、、、
面白いことに、「非対称性」が過ぎると
その場からイノベーションが起こる確率は
激減します。
見事なくらい。
なぜなら
「情報の透明性」がない場所では
「情報の総量」が減っていくからです。
だって、発信も受信も片寄っているし、
そう簡単に情報にアクセスできないところでは
面倒くさいし、出さなくなる。
そうすると場の情報量が圧倒的に減る。
情報量が減るということは
問題解決したり、
イノベーションを起こす
アイデアやヒントの流通量が
明確に減ることを意味します。
ということは、、、、、
そう、イノベーションが生まれない
活気のない場所にそこはなっていく、
ということなんですね。
北朝鮮、そうですもんね。
イノベーション、一切生まれない。
社会制度も革新されないし。
経済はもちろん活性化しない。
だって、情報が
一人の太った若造に集中しているから。
だから、
逆にイノベーションが起きてない、
ということは、そこが「情報の場」として
閉じているんではないか?
と疑った方がよいということです。
簡単に言うと、、、、
いろいろな情報がどんどこ流れてくる場に
なっているか?
いろいろな多様な情報を発信しているか?
双方向で流通しているか?
自分や、
自分の会社や
この日本も。
どうだろうって?
一度、振り返ると良いですよ。
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いかがでしたか。
あなたのパーソナル・ブランディングのヒントを受け取っていただけたでしょうか。
引き続き、今週の音声コラム「江上鳴風のビジネス戦略塾」も
メッセージに引き続きお聴きください。
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今週の放送も、
「失敗の本質」を取り上げています。
https://onl.tw/PXzJyNK
同じ失敗を繰り返す。
仕事で自分がやったなら、
かなりへこみます。
学ぶ能力がないことを
自分に突きつけるからです。
日本人は、とすぐに一般化して
話すことは拙速のそしりを免れませんが
それでも「失敗の本質」を読むと
その思いがわきあがってきます。
不思議なことに一人ひとりは
ちゃんと学べるのに。
たくさんの人が集まった民族になると
同じことを繰り返すクセがあるようです。
これは私たち日本人にかぎりません。
ほぼ、世界中の民族に、
それぞれの思考法と感じ方とやり方があります。
それは、母語と、
同じ文化を共有する人の間で育つしかない
社会的な動物である人間の
たぶん強みでもあり、弱みでもあります。
その強みも弱みも、
自民族の生と死がかかる究極のシーンである
戦争のときに噴き出すのでしょう。
今週の放送のテーマは日本軍敗因の5番目
「狭くて進化のない戦略オプション」です。
が、これは早い話
“自己革新できる能力があるか”
という話です。
自己革新とは
自分で自分の手術をする、
ようなものですwww
どこが病巣で、何が不要で、何を残して、
どう作り変えなければならないか。
それを綿密に計画しながら
最後までやり遂げる覚悟が必要です。
はっきりいって恐いし、面倒だし、
嫌なことも多い。
でも、冷静に自分を見るなら
やらなければ未来は相当厳しくなる。
その時に出来るかどうか。
第二次世界大戦時、
日本軍はやらなかった。
そして、アメリカ軍はやった。
戦いとは自己革新を
連続して行わなければならないものだ、
と「失敗の本質」は教えてくれます。
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~ 江上鳴風のビジネス戦略塾 ~
第255回 歴史に学ぶ 「失敗の本質」より その3
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