ブランディングの基礎工事をしよう!

ブランディングの基礎工事をしよう!
2022年6月4日 sofu

こんにちは。創風塾です。
それでは早速、創風塾塾長の江上鳴風が語る
パーソナル・ブランディングのヒントをお届けします。

 

 

こちらのコラム珍しくブランディングのことも書いてみた!
ブランディングの基本をお伝えしました。

まずは復習です。

 

ブランドの始まりは「牛の焼き印」でした。

従って「私たちは他とは違いますよ」
「私たちは他と違ってけっこういいですよ!」
というメッセージを発する活動が、
ブランディング。

 

そして、現代の私たちは、
「私たちは他とは違って」「好感が抱ける」
企業や事業、商品の中でも、、、

 

特に【イメージされる要素を多く持ち、
特定の傾向のイメージ化に成功した企業、事業、商品】を
「ブランド」と呼んでいる、ということでした。

なので、ブランディングの本質は
「記憶のマネジメント」だということでした。

 

 

では、記憶のマネジメントを
行うために何が必要になるのか?

 

そのために欠かすことが絶対に出来ないのが、
私たちのブランドは、いかなるブランドなのかを
言葉でしっかりと規定する作業です。

 

まずは、言語的にブランドの
共通認識を組み上げる必要があるのです。

 

ブランドのメッセージ、イメージを発信するための、
ブランドそのものの言語規定。

ビルで言えば基礎工事に当たる部分が
「ビジョン、ミッション、バリューetc」の規定です。

この部分がブランドの土台中の土台になります。

 

ふつうの建物と同じように基礎工事が
きちんとしているほど、
しっかりとした長持ちする建物(ブランド)を
つくることができます。

ただし、この基礎工事は、
時間軸で言う「未来の土地」を見越しながら
行わなければなりません。

なぜなら、今ここ「現在の土地」だけに建てても、
それはすぐに古びて発展にはつながらないからです。

 

時代が激流のように流れる現代では
まったくの無駄になります。

 

つまり、自分たちの
ポテンシャル(歴史、特長、能力・手法etc)と
時代の流れを読みながら、、、、

 

「現在の私たち」から「未来の私たち」までを
見通して、そのエッセンスを構造化、言語化するのが
「ビジョン、ミッション、バリューetc」をつくる、
という作業なのです。

これがブランドの基礎工事です。

 

基礎工事のときに、
とにかく注意してほしいのが
「未来の土地」にブランドをつくる、
ということです。

 

「ブランド=差別化」

 

という意識が強いと、
現時点での競合や現時点の市場環境を
強く意識してしまいがちになります。

その結果、、、、、

<精緻にプランニングしているのに、
陳腐しやすいブランド>を
つくってしまいがちになります。

 

これはツライ。

 

だって、つくっても
すぐ古びてしまうからです。

長持ちするブランドを創りたいなら
「未来の土地」に基礎工事を
することが前提になります。

そうすると、
ここにひとつ大きな問題が立ちはだかります。

それは「未来の予測」は出来ないし、
やってもほとんどが外れる。

という致命的な問題です。(笑)

 

今後、感染症が流行る可能性がある、
と専門家は警告していました。

しかし、それがこうした特徴をもって、
世界的なパンデミックの流行が起きることは
誰一人として分かりませんでした。

 

未来は未定です。

 

ただ。自分の著書でも書いていますが、
未来予測で、まあまあ当たる予測が
たったひとつだけあります。

それが、人口の増減、人口予測です。

人口予測だけは、ある程度の幅はありますが、
ほぼ予測通り。

 

当たります。

 

ここから人口ボーナス、人口オーナス
という見方が生まれました。

さて、分かる未来は人口のみ。

ほとんど未来予測は外れる。

でも、未来を
ある程度予測しなければ
ブランドらしきものを、
つくることはできない。

さて。どうするか?

 

 

いかがでしたか。
あなたのパーソナル・ブランディングのヒントを受け取っていただけたでしょうか。

引き続き、今週の音声コラム「江上鳴風のビジネス戦略塾」も
メッセージに引き続きお聴きください。

 

 

いまだに凄いなあと思う映画に
スタリー・キューブリックの
「2001年宇宙の旅」があります。

1968年公開の映画だから
もう55年前の映像です。

私自身、10代のころ見ているのですが、
どこでどう見たのかは記憶にありません。

たぶん名古屋の名画座系の映画館だろう、
と思うのですが。

「イッタイ、コレは、ナンなのだ!!」と
妙な興奮をしたことは覚えています。

 

この映画の凄さは、
そのテーマもさることながら、
当時の科学者の知見を集めて予測し、
映像化した未来の宇宙旅行の姿です。

これが予告編です。55年前です。

2001: A SPACE ODYSSEY – Trailer
https://www.youtube.com/watch?v=oR_e9y-bka0

 

いま、スぺ―スXが打ち上げる
ロケットの内装、宇宙服、パネルディスプレイの姿は
すでにこの映画の中に描かれていることが判ります。

ほとんどのSF映画の宇宙基地、
衛星ステーションのビジュアルは、
この映画に端を発しています。

スターウォーズのメカ類や建造物の
描かれ方は、この映画が元でしょう。

この映画で人間に反乱する、
汎用的な知能をもったコンピュータHALは
いまだ登場するのかどうかさえ分かりませんが。

 

キューブリックが描こうとしたテーマは
人間はいかに進化するのか、でしたが。

これは、人類の未来を描いた、
まさにビジョンムービーです。

 

私たちは、こうあるべきと
具体化された映像を見ることで
実際にその未来へ向かうことが
できるようになります。

想像上のことも「見てしまう」ことで
現実化する速度が上がっていくのです。

なんだか、引き寄せの法則のようですね(笑)

 

私たちの脳は、仮想的に体験したことも
脳は本当に起こったことだと捉えます。

つまり、未来を描いたビジョンムービーを
これからああなるのだと勘違いするのです。

ビジョンムービーは、人間の妄想を
共有の「イメージ資産」にします。

すると実現に向けて動き出してしまうのです。

ということで今回の音声放送のテーマは
「ビジョンムービーをつくろう」です。

 

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   ~ 江上鳴風のビジネス戦略塾 ~
            第245回 ビジョンムービーをつくろう
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■放送内で紹介しているのはこちらです
Apple「ナレッジナビゲーター」1987
https://www.youtube.com/watch?v=9bjve67p33E&t=259s

 

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