珍しくブランディングのことも書いてみた!

珍しくブランディングのことも書いてみた!
2022年5月27日 sofu

こんにちは。創風塾です。
それでは早速、創風塾塾長の江上鳴風が語る
パーソナル・ブランディングのヒントをお届けします。

珍しくマーケティングのことを書いてみた!の続きです。

きょうはブランディングの
超基本的なことを紹介しています。

それでは、早速。

 

 

ブランドの始まりは「牛の焼き印」です。

放し飼いの牛を他人の牛と自分の牛を区別し、
識別するために生まれました。

従って「私たちは他とは違いますよ」
「私たちは他と違ってけっこういいですよ!」
というメッセージを発する活動が、
ブランディングになります。

そして、現代の私たちは、
「私たちは他とは違って」「好感が抱ける」
企業や事業、商品の中でも、、、

特に【イメージされる要素を多く持ち、
特定の傾向のイメージ化に成功した企業、事業、商品】を
「ブランド」と呼んでいます。

だから「皆が知っている企業、事業、商品」と
「ブランド化された企業、事業、商品」は
違うんですね。

 

ここで気を付けてほしいのは
「企業、事業、商品がブランドであるかどうかを
決定できる指標は存在しない」ということです。

ある人にとってブランドで、
ある人にとってブランドではないものは
無数に存在します。

構造的には人の好き、嫌いと同じです。

好き嫌いは、その人を知らないと発生しません。

「既知」か「未知」か。

ブランドは知られることが無茶苦茶大事です。

 

だから、ブランドにしていく行為(ブランド化)
=ブランディングは、単純化すれば
企業、事業、商品を知ってもらうこと、
好きになってもらうことと言い換えられます。

現代企業のブランディングは
1970年代から世界的に活発になってきました。

技術が発達し、資本主義が高度化するにつれ、
さまざまな商品が同質化し、
ただのマーケティング上での
販売戦略では差別化が難しくなり、
売れなくなってきたからです。

商品の「差」を見つけて、
それをアピールしても、
些末な違いの訴求に終始するばかりで、
消費者がそっぽを向き始めたのです。

10数年前のガラケーみたいなものです。

 

そこで注目を浴びたのが
商品そのものだけではなく、
企業や商品の背景(考え方や在り方)も
含めてメッセージして、
消費者の好意度を獲得する
ブランディングでした。

ファン化した顧客は
多少の「差」は気にせずに、
その商品あるいは企業を支持し、
商品やサービスを
購入してくれるようになります。

マーケティング視点で見れば、
ブランディングとは「マーケティングの土台となる
企業、事業、商品イメージの整地活動」です。

つまり、「企業、事業、商品を
意図する特定のイメージに好意をもってもらい、
記憶してもらう活動」ということになります。

「好意」がカギになります。

 

好きだから買ってもいい。
好きだから付き合いたい。

 

ただ、残念なことに
物理的にブランドは一切存在しません。

それは私たちのイメージ記憶(体験の累積)
の中にしか存在しません。

ブランドとは、、、、
先に述べたことを短く言うなら
「好意的なイメージ記憶」なのです。

ここ重要なので覚えておいてください。

 

したがってブランドをつくるには
「人々に何を記憶させるのか」を
決めなければならなりません。

どんな内容を、
どんなイメージで、
どんなキャラクターとして
記憶させるのか。

ブランディングの本質は
「記憶のマネジメント」なのです。

マーケティングで
「純粋想起」「助成想起」が
調査されるのが何よりの証拠です。

続きはまた後日。

 

 

いかがでしたか。
あなたのパーソナル・ブランディングのヒントを受け取っていただけたでしょうか。

引き続き、今週の音声コラム「江上鳴風のビジネス戦略塾」も
メッセージに引き続きお聴きください。

 

 

今回の音声配信のテーマは
「戦略的自由度」。

何だろう?

「戦略的自由度」って?

 

戦略は環境の諸条件によって
立案が左右されます。

どういう環境に自分が居るのか、
どういう条件に自分が囲まれているのか、
を考えなければなりません。

しかし、それは戦略の条件であって
戦略の中心ではありません。

 

企業のほとんど競合分野は
よほど革新的な製品やサービスでない限り
パリティといって、どんな製品やサービスも
似たり寄ったりになります。

差別化ができない、もしくはニッチな
狭苦しい差別化のワナにはまってしまいます。

以前のガラケーのように
使いもしない高機能が詰め込まれた
製品群のジャンルが出来てしまうのです。

この市場の状態を
「戦略的自由度がない」
と言うわけではありません。

この場合は、
ガラケーを造る各メーカーと
各通信キャリアの頭が
凝り固まっているだけなのです。

これは彼らが「戦略的自由度」を
持てない状態に陥っているだけなのです。

 

「戦略的自由度」とは
そうした固着した状況を
一歩抜け出すためのものです。

いかに幅広く、大きな視点で
数多くの方向性を出せるか。

それは正しい問題設定と
目標の設定から始まります。

きょうは、大前研一さんの
エピソードに全面的に寄り掛かった
放送内容です(笑)

戦略的自由度の組み立てのすじみちを
かなり分かりやすく説明しています。

 

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   ~ 江上鳴風のビジネス戦略塾 ~
    第244回 戦略的自由度とは何か?
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