
こんにちは。創風塾です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
今回は創風塾塾長の江上鳴風が
「ビジョンで企業文化を育てる仕掛け」
というテーマでお話しします。
それでは早速どうぞ!
★
今週の放送のテーマは
「逆境のレジリエンスを鍛える」です。
こういう激動の時代ではなくても
逆境というのは等しく誰にでもやってきます。
いまでも思い出すことがありますが
私の40代前半から後半にかけての数年間は
まさに、その「逆境」ということばが
ふさわしい数年間でした。
父の死、妻のガンと手術・抗がん剤治療、
ご近所の家族とのトラブル。
仕事では望まない部署への強制的な配属、
上司からのパワハラ的な扱い。
まあ、よくもうつ病にならずに
耐えきったと思います。
たぶん、一歩手前か、
一歩足を踏み入れた状態では
あったと思いますが(笑)
朝は、とある自己啓発のテープを
繰り返し再生しながら出社していました。
夜は真冬でも窓を開け放ち、
野口整体の活元運動を行ってから寝ていました。
なにせ、当時は深夜1時、2時に就寝しても
朝の4時5時に心臓がバクバクして目が覚めることを
繰り返していたので、そうでもしないと
自分を保てなかった。
精神的に追い詰められていたんですね。
そうしたことが重なって
精神的なきつさがピークにあったころです。
真冬の1月か2月のことです。
その日、仕事終わりで
終電で駅に帰り着くと午前1時過ぎ。
住んでいた町は駅のそばに小高い丘があり、
頂上は巨大な樹木が立ち並ぶ広場で
中央に巨大な洋館がそびえていました。
そのとき何を思ったか、頂上の洋館の広場に
ふと行ってみようと思ったのです。
本当にただの思い付きです。
きつい精神状態でありながら
何か「面白いじゃないか」と
思ったことを覚えています。
長い坂を上り、冬の真夜中の
ひと気のない洋館の前に立ちました。
不思議と怖くはありませんでした。
そこで、広場の中心に立ち、
洋館と星々を見ながら、どうか、この苦境から
抜け出せるように真剣に祈ったのです。
そして、その後、何を思ったか
私は洋館の周りにある
幹回り2mはあろうかという
巨大なヒマラヤ杉に抱きついてみたのです。
見ている人は誰もいません。
真冬の夜中です、
幹は冷え切って凍えるような冷たさだろうと
思っていたら、なんとそうではなかったのです。
暖かく感じたのです、
これには本当に驚きました。
近くに生えている巨木の何本かに
抱きついてみると同じように暖かく感じる。
木肌の繊維が含んだ空気の層が
冷気を遮断しているのでしょうか。
驚くと同時に、これらの木々に
励まされているように感じました。
そして、瞬間的に、
この真夜中の私の行動は
いずれ何らかの「ストーリー」になるなあ、
と思ったことを覚えています。
この苦境を脱したときに、これはエピソードとして
友人や知人に語れるものになると直感したのです。
いま思えば、よくもまあ、そんな小狡いことを、
そんなキツイ状況のときに思えるものだと
自分のタフさに感心します(笑)
どこか、遥か高みにいる自分が
苦境真っ只中のじぶんをクールかつ
客観化して見ているとしか思えません。
長々と書いてきましたが、実は、この
「高みに居る自分が苦境の中の自分を客観化して見ている」
感覚も「レジリエンス」の一形態です。
どうも、この類のレジリエンス力が
生来の私に少し備わっているのかもしれません。
繰り返しますが苦境は誰にでもやってきます。
いかに、それに耐え、抜け出すか。
レジリエンス力を伸ばす、その具体的な方法を
今週の放送では語っています。
このお話のつづきは
以下のスポティファイ(Spotify)からどうぞ!
===================
スポティファイ(Spotify)以外で
お聴きになりたい方はこちらからどうぞ
===================
▼Appleポッドキャスト 江上鳴風のビジネス戦略塾
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1608746994
※番組フォロー(スマホであれば右上の+マーク)を
していただければすぐに番組が立ち上がります。
▼スタンド・エフエム(stand.fm)鳴風チャンネルhttps://stand.fm/episodes/68a13f864f689c629d75f3ca
★
いかがでしたか。
あなたのビジネス戦略のヒントを受け取っていただけたでしょうか。
「江上鳴風のビジネス戦略塾」は、
江上鳴風(江上隆夫)が、
30年以上に及ぶクリエイティブ、広告業界の第一線の経験から、
ブランディングからクリエイティブ、
デザイン思考、アート思考、さまざま戦略やスキルまで、
ビジネスに役立つ本格的かつ実践的な話題を取り上げて、
お伝えしていきます。