こんにちは。創風塾です。
今回のコラムでは、創風塾塾長の江上鳴風が、
「人間が他人に複雑な情報を伝える手段」として、
言語と非言語情報についてお伝えします。
それでは、早速。
★
ビジョンと通常のコピーライティングには
大きな共通点があります。
それは、ことば、だと言うことです。
人間は
非言語的なコミュニケーションの回路も
持っています。
それも活発に使っています。
メラビアンの法則を
知っていますでしょうか？
これは、アメリカの心理学者の
アルバート・メラビアンさんが
1971年に発表したものです。
人と人とが
直接顔を合わせるコミュニケーションには
3つの要素「言語、声のトーン、
ボディーランゲージ」があって
それが以下のような割合になっていると。
言語情報（話の内容など）：７％
聴覚情報（声のトーンや話の早さなど）：３８％
視覚情報（見た目など）：５５％
まり、これでいくと
ことばは情報の、
たった７％しか占めていない。
あとの９３％は非言語情報！
だから見た目が大事、
話し方の方が大事というのが
出てくるわけです。
ところが、
この解釈は俗説と言われていて
この３つは、当然割合は違うんだけど、
この比率は「これらの要素が矛盾した内容を
送っている状況下において」・・・という
注釈がつくらしいのです。
話している人の態度が
ウソ臭いときには
言語情報じゃなく
その非言語の「ウソ」が伝わります。
というか人間は、
それをキャッチできなければ
生きてい行けない。
そのときはメラビアンの法則が
成り立つ。
けれど、子供が
おもちゃを欲しがるときは
言語と非言語の間に矛盾はなく、
ことばが必要な情報として
ほぼ100％伝わります。
つまり、状況次第なんですね。
人間が他人に
複雑な情報を伝える手段は
いまのところ「言語」しかありません。
それが書かれたものか、
話されたものかは別にして。
そして、有史以来、
もっとも爆発的に言葉が行きかっている時代が
いま！です。
世界には、
いま20億以上のサイト！！が存在する
と思われますが、非言語的なサイトは
ひとつも存在しません。
映像主体のサイトはあるでしょうが
文字が一文字もないサイトは
原理的に存在しようがないからです。
だって探しようがない。
これが何を意味するかというと
これから先もコピーライティングの重要性は
減ることは一切ない、ということです。
つくり方も
打ち出し方も
レトリックも
修飾も
選ばれることばも
訴求する内容も
・・・さまざまなものが
変わり続けるでしょう。
ＡＩがそのうちコピーを
書くようになるでしょう。
スキルの低いコピーライターは
職を失うことになります。
でも、コピーライティングは
重要でありつづけます。
なぜなら、どうやっても人間は
言語的な存在だからです。
ためしに初対面の方に
ことばを使わずにあなたの自己紹介を
行ってみてください（笑）
まず、不可能に近いはずです。
非言語的なコミュニケーションが
大事ということは認めつつも
ことばをどう使うかはこれからも
あなた自身がよりよく生きる、
あなたのビジネスが成長するためには
１００％重要でありつづけます。
★
いかがでしたか。
あなたのパーソナル・ブランディングのヒントを受け取っていただけたでしょうか。
引き続き、今週のヒマラヤFMも
メッセージに引き続きお聴きください。
★
ブランディングのツボは、
「認識を変える」に尽きる。
これを
「Perception change～
パーセプション・チェンジ」と
言います。
Perceptionは、
認識、認知、知覚作用
という意味のことばです。
「パーセプション・チェンジ」
とは、つまり「認識の移動」。
Ａ地点に居たものが
Ｂ地点に移動する。
なんか、あいつ違わない？
と噂されそうな移動です。
昔々のポルシェが
そうですね。
壊れやすくて信頼性の低かった
スポーツカー（Ａ地点）が、、、
壊れにくく日常の足になる
軽快なスポーツカー（Ｂ地点）
のものに生まれ変わった。
1990年代のことです。
ブランド感を失わない
優れたブランドは、つねに、
この「パーセプション・チェンジ」を
微妙に繰り返しています。
このチェンジの成功・失敗は
Ａ地点とＢ地点の設定にあります。
今週のヒマラヤＦＭは以下から、どうぞ。
第180回ブランディングの作法-その８ パーセプション・チェンジを行う
https://www.himalaya.com/ja/pl
★
パーソナル・ブランディングの実践塾「創風塾」」の
第４期の体験セミナーは、
2021年秋の募集を予定しています！
詳細が決まり次第、順次お知らせいたします。
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