こんにちは。創風塾です。
今日のコラムでは、創風塾塾長の江上鳴風が「スキル」についてお伝えします。
パーソナル・ブランディング創風塾の入門するとき、
塾生の皆さんは、ご自身の「スキル」について一定の自信を持っています。
しかし、江上塾長は、
「スキルは役に立つ。そして、スキルは
すぐに役に立たなくなる。ということを
覚えておかなければなりません」
といいいます。
続きは本日のコラムへ
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スキルは役に立つ。
そして、スキルは
すぐに役に立たなくなる。
ということを
覚えておかなければなりません。
昔、写植屋さんという職業が
あったことをご存知ですか?
たぶん、30年ほど前に
広告業界や印刷、出版業界にいた者でないと
そんな職業があったこと、
知りもしないと思います。
写植屋さんは
正式に言うと「写真植字」屋さんです。
「写真植字」とは写真技術を応用し、作業者の入力に応じて
印画紙に文字を印字することで組版を行い、
印字された文字や表組を現像した物を
イラストなどと貼り込み、
印刷用の版下を作成する技術のこと
※wikiより:少し改変
写植機という機械を使って
版下用の文字などをつくっていました。
映画なんかで見たことがあると
思いまいすが文字を一文字ずつ拾って
印刷用の組版をつくるのが「活版」
「写植」はその次の世代の技術で
30年ほど前までは、この写植でつくられた
「版下」が印刷の原本でした。
昔は、この版下をチェックし、
そこに印刷指示を書き込んで、
写真のフイルムやイラストの原画を
いっしょにしたものが印刷所に行き、
印刷原版がつくられていたのですね。
広告業界や出版業界は
写植と版下に埋もれて仕事を
しいていたわけです。
私は音楽で食うことを諦めたとき、
次の職業候補にコピーライターとともに
この写植屋さんがあったのです。
当時は数百万する機械を買い入れれば、
地方でも独立して行けるほど
需要があり、それなりに儲かったのです。
結局悩んだ末、
コピーライターになるわけですが。
もし、その時、写植屋さんの道を
選んでいたら、どうなったかというと
2000年ごろには食いっぱぐれていたのは確実です。
なぜなら、AppleがMACを出し、
90年代から2000年代にかけて
データを直接印刷に使う大きな技術革新の波が来て!!
あっという間に写植は不要になっていったのです。
その速さは驚異的で
記憶の中では4~5年のうちに
写植屋さんという職業が
世の中から消えていったのですね。
たぶん、いまの若いデザイナーに聞いても
「写植??」まったく知らないはずです。
そう、文字を写真画像として
正確に印画紙に印字するスキルは
わずか数年で不要のものになったのです。
転職で苦労している写植屋さんの顔が
いまでも思い浮かびます。
スキルは役に立つ。
そして、スキルは
すぐに役に立たなくなる。
スキルを活かすには
複数のスキルを掛け合わせる
意識がすごく重要です。
「複数の掛け合わせ」
という方程式はすべてに通じます。
そして、掛け合わせる要素が
意外性があるほど、
掛けあわさったときのパワーは
大きくなります。
英語ができる。
ごまんと居ます。
デザインができる。
まあ、けっこう居ます。
料理がプロ級。
ま、ちょこちょこは居ます。
優秀な猟師。
たぶん、ほとんど居ません。
でも、掛け合わさると
英語 × デザイン × 料理 × 猟師
1億2千万人に居るか居ないかの
レベルになれます。
地方の山すその一軒家で
海外のジェットセッターももてなす、
三ツ星のレストランが開けそうです。
「スキルは意外なものを複数
掛け合わせられるようにしておけ」
これ、企業もいっしょです。
2020年代後半のビッグウェーブに
備えて皆様ご準備を!
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ブランドづくりのときに
私が心掛けている作法その5です。
テーマは「2つの未来を考えなさい!」です。
2つの未来って何かというと
ひとつは、現在の延長線上にある未来です。
もうひとつは、そうじゃない、
延長線上にない未来。
短期だとわりに延長線上の未来。
(半年とか1年とか)
それ以上、3年以上だと
未来のふり幅は大きくなってきます。
そして5年、10年、20年と
考えるとふり幅は巨大になります。
つまり、いまの延長線上に未来は無い!
私がブランドづくりで
クライアントにやってもらうのは
この2つの未来を考えて
シナリオをつくってもらうことです。
なぜ、そんな面倒ことを行うのか。
詳しくは今週のヒマラヤFMへ。
第177回ブランディングの作法-その5:2つの未来を考える
https://www.himalaya.com/ja/player-embed/99846/130553153
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いかがでしたか。
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