こんにちは。創風塾です。
それでは早速、創風塾塾長の江上鳴風が語る
パーソナル・ブランディングのヒントをお届けします。
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武道のことばで
「先(せん)を取る」というのがあります。
先手を取る、
という意味ですが、これには
「先々の先」
「先」
「後の先」
もしくは
「先の先」
「対の先」
「後の先」
と3つの「先」があることを
ご存じでしょうか。
これは剣道から来たことばです。
私も幼少期に
道場主だった祖父に
剣道を教わりましたが
まだ小学生であったためか
これらの言葉は聞いたことが
ありませんでした。
「先々の先」とは
相手が動き出す瞬間に
こちらから仕掛ける、
ではありません。
相手が技を仕掛けようかと
心で思って、それが
からだに現れる前に
技を仕掛けることを言います。
つまり、まだ相手は
動いていない、ということです。
しかし「気」は動こうとしている。
そこを捉えるわけです。
動いたと見て、動いたら
ダメだよ。
その前に動け、ということです。
自分のセンサーを全開に
敏感にしておくことが
とても重要になります。
「先」は「対の先」とも
云うそうです。
「先々の先」よりは
相手の動き出そう、
技を仕掛けようという状態が
見えている状態で
それに対して打ち返すことを
はっきりと気迫で発信している状態。
少しでも突っ込んできたら
逃さない。
そんな状態。
これは気迫、気力が重要。
そして、最後の
「後の先」は「待の先」とも
云われるそうです。
相手が打ち込んできたら、
その技を制して
切り返して勝つ、ということです。
相撲で云えば
横綱相撲がこれにあたるのかな。
どんな技を仕掛けてきても
いったんそれを受けた上で
しっかり返して勝ち切る。
「先」で重要なのは
どの「先」であろうと
要は「勝つ」という意識で
まずは相手の「先」を取っておく
ということです。
意識を先(さき)に
充実したものにして
その勝負の場を
自分の意識で満たすというか。
「先を取る」
「先」の3種類。
これ、すべて
ビジネスでも使える考え方ですね。
武道の達人は
基本的にイノベーターです。
彼らは
身体の入力と出力における
システムを組み替えることで
常人の想像をはるかに超える
技と感覚を身につけます。
私も、常に
フォロワーではなく、
イノベーターでありたい、
と思います。
時代の先を取るために。
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いかがでしたか。
あなたのパーソナル・ブランディングのヒントを受け取っていただけたでしょうか。
引き続き、第219回の音声コラム「江上鳴風のビジネス戦略塾」も
メッセージに引き続きお聴きください。
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私たちは「無自覚の前提」を
前提に生きています。
たとえば、まったく意識しませんが
無数の前提があります。
空気は自由に吸えるし、自由に吐ける。
私たちはことばを使えば分かり合える。
学校には通わなければならない。
食べ物はスーパーに行けば買える。
仕事でも、日常でも
いままでそうであったから、というだけで
繰り返されてきたことは「前提」化していきます。
これが悪いわけではありません。
あらゆる前提を疑っていたら
私たちは日常生活を送るのに、
いちいち立ち止まって考えなければなりません。
めちゃくちゃ面倒くさい。(笑)
だから、そういうことを行ってくれる
哲学者という職業が用意されています。
「我思うゆえに我あり」とかって
ある種の真理、超前提に気が付いて
面倒くさいことを考えてくれるわけです。
しかし、私たちが何かを発想しようとしたときに
この前提が思い切り邪魔をします。
前提を疑わないことを出発点にすると
「改善」の発想しか出てこないからです。
それも、まだ明確な前提、見えやすい前提なら
少しは疑う余地があるのでよいのですが
「無自覚の前提」となると厄介です。
これを壊す、強力な武器が
「問い」なんですね。
上手に問いを設定してあげると、
私たちは発想をどんどん広げていくことができます。
アイデアを考える鍵は「問い」にあります。
アイデアのブースター。
常識を壊すダイナマイト。
イノベーションの起動装置。
それが「問い」です。
第219回もデザイン思考の「問題定義」、
「問い」の設定の仕方を話しています。
PCでもスマホでも、
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すぐにお聞きいただけます。
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~ 江上鳴風のビジネス戦略塾 ~
第219回 デザイン思考 その5. 問いの質にこだわれ!
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