変わるために絶対に必要なこと「日本の数字」篇

変わるために絶対に必要なこと「日本の数字」篇
2020年10月10日 sofu

こんにちは。創風塾です。

今日のコラムは、前回、「変わるために絶対に必要なこと」
続きです。

それでは早速、創風塾塾長の江上鳴風が語る
パーソナル・ブランディングのヒントをお届けします。

 

 

変わるために絶対に必要なこと。
前回の変わるために絶対に必要なことの続きです。

 

「私は危機的状況にある」と
認識することが「変わる」ということの
第一歩だとお伝えしました。

で、前回は、

「もちろん、子供たちが
アイドルやサッカー選手に憧れるように
「危機」ではなく「願望」「欲求」が
変わるきっかけになることもあります。

今回は、このポジティブ方向は
取り上げません。」

と書きましたが
前言を翻します(笑)

 

もう一つ、必要なのが、こちらの
「ポジティブ方向の認識」だからです。

 

「危機意識」と「ポジティブ意識」
セットです。

 

早い話が、

「アメとムチ」です。
「絶望と希望」です。
「避けたいことと出会いたいこと」です。

 

微かなものでも光があれば、
私たちは絶望的な状況の中でも
やっていけるからです。

 

さて。

もっとも厄介なのが、

いまは、
大して絶望的な状況ではないのに、
未来はけっこうやばいゾ。

という場合です。

 

これ、典型的なのが、いまの日本です。

あまり報道もされないので
日本の現状を、お伝えします。

まあ、本当に厳しいデータが並びます。

 

残念ながら
状況の反転を目指したアベノミクスも
ほぼ効果がなかったということが
よく分かります。

 

◆GDPの世界シェアは17.6%(1995年)から
5.7%(2019年)の約3分の1に。

◆一人当たりGDPランキングは
2000年2位から2018年26位に。
https://finance-gfp.com/#st-toc-h-1

◆日本の国際競争力、
2019年の30位から過去最低34位へ。
2000年は実は世界首位だったんですね。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60412730W0A610C2FF8000/
(スイス・IMD 2020年版世界競争力ランキング)

◆最低賃金はOECD加盟国29か国中、
メキシコやチェコ、スペインと並んだ
ほぼ最低4か国グループのひとつ。

◆実質賃金は2000年以降、
先進国唯一20年近く下がりっぱなし。
http://www.zenroren.gr.jp/jp/housei/data/2018/180221_02.pdf

◆最低年収、最低賃金、平均年収とも
先進国中、ほぼ最低。
https://www.digima-japan.com/knowhow/world/8314.php

 

アメリカが日本より下になっていますが
アメリカのデータは経済力より
格差の大きさを写した数字になっています。

ちなみにお隣の韓国の
最低年収、最低賃金、平均年収は
21,586ドル、8.6ドル、42,285ドル

 

日本はそれぞれ
16,607ドル、8.0ドル、38,617ドル
で日本をすべて上回っています。

 

映画、文学、音楽などの
カルチャーの世界的流行を見ても
数字を見ても先進国は韓国です。

 

日本は数字もカルチャーも
完全に中進国に戻っています。

 

このところ、
日本のインバウンドの調子がよかったのは
アジア各国より物価が安くて、
買い物天国だったから。

 

日本人はバブル時代に
まだ物価が安かったアジアに
気軽に行ってお金を使っていました。

あれと逆の立場になったのです。

 

科学に関しても、、、、

◆先進国、中進国含め、
科学技術論文数が唯一落ちています。

◆優れた科学技術論文数(TPO10%、TOP1%)も
2003~2005年と比較すると
科学“全分野”で落ちています。
https://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpaa201801/detail/1418496.htm

◆科学技術予算も2000年と比較すると
中国1348%(2016)、韓国510%(2016)、
アメリカ181.0%(2016)、ドイツ178.5(2017)、
イギリス153.2%(2016)、日本114.9%(2018)の
伸び率です。
https://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpaa201801/detail/1418496.htm

 

一度、ご自分で調べてみると
いいかもしれません。

ほとんどあらゆる分野で
指標が落ちているのです。

 

アベノミクスで
唯一指標が改善した、あるいはキープできたのは
「有効求人倍率」「名目賃金」の2つでした。
https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0301.html
https://news.yahoo.co.jp/byline/nakaharakeisuke/20190201-00113252/

 

これは良かったと思います。
特に求人の多さは社会の安定を生んだでしょう。

ただ、他のメインの指標は、
すべて落ちたのですね。

反転の兆しもほとんど見えていない。

施策は効果を生まなかった、
ということです。

長くなったので次回に続きます。

 

 

いかがでしたか。
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