スターバックスはなぜ広告を打たないのか?

スターバックスはなぜ広告を打たないのか?
2020年8月9日 sofu

こんにちは。創風塾です。

暑い日々が続いていますね。
こんな日は、近所のスタバについ立ち寄ってしまいます。
季節限定のフラッペチーノは甘すぎるので、
コーヒー好きな私の夏は、コーヒー フラペチーノ®をよくいただきます。

さて、今日の創風塾塾長の江上鳴風のコラムは、
そのスターバックスの話題です。

「スターバックスはなぜ広告を打たないのか?」

パーソナル・ブランディングのヒントにお役立て下さいね。
それでは、早速。

 

 

ブランディングの
長期的な視点では

スターバックスが
成功している
典型的な事例です。

まず、スタバは
広告を出したことがない!

(ほぼ、ね)

 

ずいぶん前に
電通のクリエイターが
つくった新聞1ページの広告が
あったけど。

たぶん、それくらいじゃないかな。
あなたは、見たことがありますか。

要は、スタバは
体験が最大の広告だ!
と思っているわけですね。

体験とはお店で過ごす時間、
バリスタが入れた飲み物、
店頭に並ぶ軽食。

それら全部が、
彼らの広告だと考えられます。

 

これはスターバックスの
出自が大きい。

 

スターバックスは
ハワード・シュルツが
感銘を受けたイタリアのカフェ文化を
みんなに味わってほしい!

ここが出発点。

たぶん譲れない点。

だから・・・

 

●ソファや落ち着いた照明など
●長居したくなるようなインテリア
●通りに面したオープンテラス
●店内全面禁煙
●フレンドリーな接客
(by wiki)

加えて・・・

●軽食しか置かない
●アルコールはない
●質にこだわったコーヒー

そうやって「体験の場」を
お金をかけて、
徹底的につくりこんでいった。

広告費が不要だから
体験そのものにお金を使える。

 

そのためには
フランチャイズではなく、
提携企業を選んで
徹底して「場の質」に
こだわったわけです。

1万を超える店があるのに
フランチャイズではない!

これは驚くべきことです。

 

その結果、「第三の場所」
“3rd place”という
コンセプトを手に入れられたわけです。

 

家でもなく、会社でもなく。

その中間にある三番目の
リラックスできる空間、時間。

ちなみに、このコンセプト
“3rd place”は
最初からあったわけではなく、
途中で発見されたものです。

いずれにしても、
体験の質にこだわれば
自然にブランドは
出来上がっていく。

それも他の追随を
許さないような。

この戦略の考え方は
絶対に短期視点では
出てきません。

だって時間もお金もかかるし。

リスクでかそうだし(笑)

腰を据えた戦略が必要だし。

しかし、当たればデカイ!

短期戦略を超えるような
成果を生み出すこともある。

ポイントは、
ユーザー体験のために
すべてのリソースを
そこに突っ込んでいくこと。

わき目もふらずに。

ビジネスを立ち上げた者にとっては
ものすごく怖いことでもあります。

思い切り投資して
空中分解もありますからね。

シュルツが、この賭けを行けると
踏んだのは・・・

たぶんお店を訪れる
お客さんの顔つき、つまり満足感が
いままでと違うことを
敏感に感じ取ったからだろうと
思います。

その顔つきがある限り、
経営者は賭けが賭けではないことを
理解します。

そして、打って出ることが
できる。

どのような戦略も、
その基礎にあるのは
「お客様は満足しているのか」

そういう視点です。

 

そして彼らの
感じていることを
正確に読み取ることに
尽きます。

ごくごく当たり前のこと。

でも、戦略となると、
意外に見逃している視点です。

 

 

いかがでしたか。
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