こんにちは。創風塾です。
それでは早速、創風塾塾長の江上鳴風が語る
パーソナル・ブランディングのヒントをお届けします。
★
リーダーシップ
ということについて考えるときに
参考になるのが、、、
ひとつは「論語」です。
といっても、
私自身、論語は一通り読んだことはあるけれど
それほど深く理解しているわけではありません。
だた、ざっくりと孔子が
現代において
どういう意味を持ち始めているのか。
そのことは最近、少し考えます。
孔子はイエスより
500年程前に生まれた人類史でも
ごくごく初期の思想家です。
生年は紀元前552年または紀元前551年。
亡くなったのは紀元前479年です。
紀元前の年齢計算は逆算なので
(数字が大きい方から小さい方に)
孔子は69歳か70歳ほどの
長命だったことが分かります。
お釈迦さまの生年没年は諸説あって
なかなか確定できませんが、
孔子とひょっとしたら
同じ時代を生きていたかもしれません。
しかし、大工の息子として生まれた
ナザレのイエスよりは
ずいぶん前、500年程前の人なのですね。
ほんとうに不思議です。
2500年前に
何があったか知らないけれど
人類を代表する思想が東洋から
2人も生まれているのです。
思想を生み出さざるを得ない
危機的な状況があったのかもしれません。
さて。孔子は
なんか道徳の始祖みたいに
思われることが多い人です。
儒教の(といっても宗教ではありませんが)
始祖ですからね。
ただ、孔子は儒教というものを
つくったことはなく、
後世が彼の思想をそういう形に
まとめていったわけです。
子曰く(しのたまわく)で
孔子が語ったと言われる言葉が
断片として編纂されているのが
この「論語」です。
東アジアの儒教の起こりです。
孔子の影響が
どれほどの巨大さかは
彼が発した言葉がいまだに
私たちの会話のはしばしで
使われていることからも分かります。
義を見てせざるは勇無きなり
巧言令色 鮮し仁
(こうげんれいしょく すくなしじん)
過ぎたるはなお及ばざるが如し
温故知新
(おんこちしん:
古きを温(たず)ねて新しきを知る)
これらは一度や二度は
耳にしたことがある言葉だと思います。
2500年前に言った言葉が
いまだに言葉、警句としての
生命力を保っているの、というのは
本当に凄いことです。
なぜか。
そこになにがしかの人間の真理が
含まれているからです。
しかし、大して読み込んでいない
私が言うのもなんですが、、、
孔子の生涯を見つめていくと
挫折と苦難の歴史だったことが
分かります。
自分を厳しく律し
とことん理想を追い求めたがゆえに
亡命や放浪を弟子たちとともに
繰り返していたことが
論語のはしばしに書かれています。
つまり、孔子は
挫折しながらも諦めることをしなかった
そして描いた政治を
実現することも叶わなかった
理想主義者なのです。
孔子は
「君子」という存在と
「仁」という在り方を徹底的に
追求しました。
「君子」とは立派な為政者とも言えるし、
徳を身につけたバランスの良い教養人とも言えます。
自身を厳しく律することができる人です。
「仁」は人間の機微を知った上での
知性、精神性に優れた他者への愛情、思いやり、、、
でしょうか。
孔子が描く「君子」と「仁」は
孔子自身がそうであったように
2500年以上変わらない
リーダーの在り方を伝えています。
自分がリーダーにふさわしいか。
あるいは
リーダーがリーダーとして
存在しているのか。
そう感じたときには
「論語」を開くと良いでしょう。
リーダーとは、
どうあるべきかが
論語を読めば瞬時に分かります。
リーダーがリーダーとしての
務めを果たしているのか。
逸脱していないか。
読めば、
すぐに誰でも判断できます。
論語は、
リーダーシップチェッカー
なのです。
2500年前
(論語成立はもっと後代)の
判断基準が変わることなく
いまも生きている。
その人類史レベルの
素晴らしい判断基準を手に入れるのに
かかるお金は税込み1,111円!
安っ!(笑)
ぜひお読みください!
というより読まないのは勿体なさすぎる。
読め!!(笑)
★
いかがでしたか。
あなたのパーソナル・ブランディングのヒントを受け取っていただけたでしょうか。
引き続き、第234回の音声コラム「江上鳴風のビジネス戦略塾」も
メッセージに引き続きお聴きください。
★
ビジネスの分析手法って
色々ありますよね?
経営系の学者さんや
コンサルティングファームが
たくさんの手法を開発しています。
こうしたフレームワークって、
事実がバラバラとあっても・・・
私たちはなかなか
そこに潜んでいる可能性や問題を
ちゃんと理解できないわけで。
じゃあ、どうしようかと
シンプルな図式に落として、
要素をグルーピングしちゃおう。
で、それぞれの意味の関連性を
かんたんに見つけ出せるようにしたのが
まあ、世の中にいろいろある
フレームワークなんですね。
ぜ~んぶ基本は、意味や傾向による
グルーピングなんです。
集めると意味が浮かび上がってくる。
ね、実は、そんなにスゴイことじゃない。
その、大したことじゃない(笑)
フレームワークの中で、とても使いやすいと
個人的に思っている「クロスSWOT」を
第234回は紹介しています。
戦略とか戦術とかをざっくり考えるのに
手軽で、べんり!お勧めです!
★江上鳴風のビジネス戦略塾
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お聞きいただけるようになりました!
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~ 江上鳴風のビジネス戦略塾 ~
第234回 クロスSWOT分析ってどうやるの?
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