こんにちは。創風塾です。
それでは早速、創風塾塾長の江上鳴風が語る
パーソナル・ブランディングのヒントをお届けします。
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今回は、
ブランド戦略コンサルタントの
「世間と社会論」です。
世間ということばがあります。
社会ということばもあります。
世間ということばは、
世の中ということばの
そばにあります。
どちらも、仕組み的なものより
感情や人間を感じさせます。
実は、世間は
もともと仏教用語です。
出世間(しゅっせけん)
ということばもあって、
これは世間を出たところの世界です。
そして、世間は
“迷いの世界”という意味らしいのです。
世間は揺れ動きます。
欲世ということばもあるように
欲に左右される煩悩の世界が
世間ということばの意味に
込められています。
対して、
社会ということばがあります。
英語のsocietyを訳したときに
つくったことばです。
もともと社会ということばは
日本にはありません。
したがって、
「仲間連中」「人間交際」とか
「仲間」「組」「連中」とかの
訳語を当てていたようです。
でも、どれもぴったりしない。
ただ、当時、仲間が集って
「~社」という名づける
ことばが流行っていました。
つまり、結社です。
この「社」は「やしろ」とも
読むように、土地の神様
あるいは神様をまつる御殿、
という意味があります。
そして、もともとの意味を探ると
こうした神様のお祭を通じて
形作られた集落という意味に
行きつきます。
つまり、血縁、地縁の
運命を同じくする仲間の集い。
「社中」ということばを
ご存知でしょうか。
これは目的を同じくする人々で
構成される仲間や組織のことです。
だから、会社の同僚は社中です。
社会は、そうした「仲間が
たくさん出会っている場所」なんですね。
欲を基本として情に左右される「世間」。
神を基本として仲間とともに居る場所である「社会」。
わたしたちは、
この二つの人間の暮らす場所を
行き来しながら生きています。
世間が強すぎても、社会が強すぎても、
うまくいきません。
(特に日本は、と思います)
いまのスマホ大衆民主主義は
どうも世間の力を強くするようです。
私たちは0、1のデジタル環境の
瞬間的かつ膨大な情報の中で生きています。
そのためか、
答えが出ない中で、その状態に
耐える力を失っています。
「知らない」ということに
謙虚ではなくなっています。
それは理知で耐えることができずに、
感情に流されやすくなることを意味します。
世間の情は、愛情もあれば
非情も、煽情も、無情もあります。
感情はある意味、
暴力的なエネルギーでもあるのです。
その暴力が
私たちを支配しそうになったとき、
理知が原理である社会のチカラを
取り戻さなくてはならない。
太平洋の、向こう岸の国の
赤いネクタイの方を見ていると
よく、そう思います(笑)。
向こうの国には
世間という概念はありません。
しかし、
情に流されているという意味では
世間と社会のバランスが悪くなっている。
そうしたアンバランスは
この星の全体に広がっています。
それをバランスさせるには
「理知のチカラ」と、
そして意外かもしれませんが、
「ユーモアのチカラ」が
必要だと私は考えています。
なぜなら、
最も高度な理知のチカラが
「ユーモア」だと思うからです。
ズラス、いなす、反転する、
パロディ、コメディ、毒舌・・。
恐れを行動原理にする私たちの弱さに
笑いの花束を、ユーモアの戦略を!
地球は、生命にとって
楽しい星でなくてはならない。
・・・ということです。
ちょっと変な結論ですか(笑)
では。では。
★
いかがでしたか。
あなたのパーソナル・ブランディングのヒントを受け取っていただけたでしょうか。
引き続き、第226回の音声コラム「江上鳴風のビジネス戦略塾」も
メッセージに引き続きお聴きください。
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私も、詳しくは知らないのですが、
戦後、「三木トリローグループ」
というクリエイティブ集団が存在しまし。
以下、wikiからの抜粋引用ですが・・
ラジオ番組『日曜娯楽版』(1947年放送開始)
での「冗談音楽」、その後身である
『ユーモア劇場』で爆発的な人気を博します。
その後、三木トリローは・・・
1951年、日本初の放送における
コマーシャルソングである
「僕はアマチュア・カメラマン」をつくり、
さらにディズニーアニメで
初の日本語版音楽監督を務めています。
トリローグループの活動に際し
キノトール、能見正比古、永六輔、
神吉拓郎、野坂昭如、伊藤アキラと
トリローグループを結成。
また、作曲家陣として神津善行、いずみたく、
嵐野英彦、桜井順などを、
三木鶏郎楽団としてジョージ川口、小野満、
鈴木章治などを集める。
門下からは歌手:楠トシエ、中村メイコなどや
俳優:逗子とんぼ、なべおさみ、左とん平など、
多くの人物を世に送り出している。
もうほとんどが亡くなったり、ご高齢の方ばかりで
どれほど「トリローグループ」が勢いがあったのかは
分かりませんが、戦後の日本に名だたる作家、作曲家、
ミュージシャン、歌手、俳優を排出しています。
広告業界で名門の制作会社で
ライトパブリシティという会社があります。
戦後1951年に立ち上がった
日本で初めての広告制作専業の会社です。
やはり、日本を代表するクリエイターを
数多く排出しています。
※( )内は代表作、代表する仕事。
コピーライター
土屋耕一(君のひとみは10000ボルト)
秋山晶(男は黙ってサッポロビール)
アートディレクター
細谷巌(サッポロビール、キューピーマヨネーズ)
田中一光(東京・札幌オリンピック、西武美術館)
浅葉克己(西武セゾン、サントリー、日清)
イラストレーター
和田誠(ハイライト、麻雀放浪記)
山下勇三(キューピー、無印良品)
フォトグラファー
篠山紀信(ジョン・レノン「ダブルファンタジー」ジャケット)
坂田栄一郎(AERA表紙、西武デパート)
ホンマ・タカシ(東京郊外 TOKYO SUBURBIA)
幸いなことに、
ライトパブリシティでピックアップした方には
私個人が知り合いだったり、仕事をした方も
数名含まれます。
一流とはどういうことかということを
学ばせてもらった気がします。
さて。長々と2つの集団について紹介したのは、
こうした集団、場と言っても良いかもしれませんが
このように素晴らしい才能が次々と
生まれてくる場はどうできるのか?
という疑問があるからです。
その集団の仕事ぶりが多くの才能を集めた、
ということもあるでしょう。
しかし、その集団自体に、才能を花開かせる
何らかの土壌、仕組み、傾向がなければ
長期間変わらずに才能を排出しつづけることはできません。
これらを率いたリーダーは、
それをどのように創ってきたのか?
トリローグループであれば三木トリロー、
ライトパブリシティであれば細谷厳、秋山晶は
それをどのように創ってきたのか?
第226回の音声配信は
リーダーによる「クリエイティブな場づくり」を
語っています。
PCでもスマホでも、
以下のお好きなURLをクリックすれば
すぐにお聞きいただけます。
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~ 江上鳴風のビジネス戦略塾 ~
第226回 クリエイティブな場をつくるコツ
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https://stand.fm/episodes/61e38a1a9b36ff0006efc751
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