経営に遊びを取り入れる効用〜ビジネス戦略塾 No.394

経営に遊びを取り入れる効用〜ビジネス戦略塾 No.394
2025年4月15日 sofu

こんにちは。創風塾です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
 
今回は創風塾塾長の江上鳴風が
「経営に遊びを取り入れる効用」
というテーマでお話しします。
 
それでは早速どうぞ!

私がよくワークショップで話す
「問い」の事例があります、
 
良い問いとは何か?
を表わす事例だと思うので
ちょっとお伝えしますね。

 
 
これは産総研デザインスクールの
4期に通っていたときに教わったものです。

あるAVメーカーの技術者たちが
新しいカーナビを開発するときに
取締役からもらったお題が
「AIを活かしたカーナビをつくれ」でした。

で、どうなったか。

そこで技術者たちは一生懸命
「AIをどう活かせばいいか」を
議論したそうなんです。

煮詰まってしまったんですね。
 
いわゆる改善案、
それも現状のカーナビの機能を
少し上げるだけの改善案しか出ない。
 
 
さあ、困ったということで
とある会社に助けをもとめたんですね。

それまでの経過を聞いて
その会社のコンサルが示したのは
まったく別の問いでした。
 
 
「どうしたら移動を
もっと豊かなものにできるのだろう?」

 
 
最初の問いはいわば「指示を含んだ問い」です。

二番目の問いはAIという条件は
設定されていませんが、
もっと広い視点からカーナビを見直す
「オープンクエスチョン」として設定されていました。
 
同じ商品に対する問いなのに
まったく違う発想を引き出してくれる。

その結果、音声だけでルート案内して
「近くのガソリンスタンドは?」「道の駅に行きたい!」
「レストランはある?」と問いかければ
答えてくれるサブスク型の
まったく新しいカーナビが生まれたんですね。

 
 
2番目の問いは想像力や創造力を
刺激してくれた「遊びのある問い」でした。
 
この「遊び」、仕事を四角四面に
考えがちな企業にとってはとても大事。

仕事のアプローチに遊びが無いと
人も仕事もやせ細っていってしまいます。

人間はなにせ「ホモルーデンス」
つまり、「遊ぶ人」なわけですから。

今回は経営での、そんな考え方、
アプローチを話しています。

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