こんにちは。創風塾です。
それでは早速、創風塾塾長の江上鳴風が語る
パーソナル・ブランディングのヒントをお届けします。
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マーケティングとは
何か?
このコラムでも
よく取り上げている話題だが、
お代わりでしょうか?
それは、
すごく単純化して言えば
「顧客が得る価値」と
「顧客が払う対価」の差が
できるだけ大きくなり、対価に比して
得る価値が大きくなるようにする
活動のすべてを
マーケティングと言います。
価値より対価が小さいほど
それは売れます。
価値より対価が小さいと
思われるほど売れる。
【 対価 < 価値 】
これを維持、拡大していくのが
マーケティング。
ただ、ここの「対価」には
お金、手間ひま、時間、感情など
すべてのものが含まれている。
そして「価値」には
「期待値」が含まれている。
【 対価 < 価値 】なのだが
このときの価値は「期待値」を
上回るものではないとだめだ。
前もお伝えしたかと思うけど、
「期待の地平」を超えないと
リピートも口コミも発生しない。
期待値を超えたときに
初めて、そのものは価値を持つ。
だから、対価と価値は
徹底して市場を研究し、
ライバルの価格戦略を調べて、
ベストの価格設定をしなければ
マーケティングとしては上手く行かない。
価値は、
案外思い込みがつくっている。
つまり、価値には、
そのものの機能価値と同等くらいに、
ストーリーや物語や枝葉が
そのブランドを彩るもろもろが
大事だということだ。
なぜなら、すべての価値は
幻想だからだ。
そう、価値は幻想。
そのキラキラ光る石が
貴重でみんなが欲しがると思うから
ダイヤモンドなどの
ジュエリーには価値がある。
広大な砂漠のど真ん中、
もう食料も尽き、
水も尽きようとするときに
ダイヤモンドには
コップ一杯の水ほどの
価値はない。
価値はすべて相対的なもの。
だから、価値をつくる
ブランドが大事になる。
価値は相対の上に生まれる。
マーケティングは突き詰めれば
この価値をどれほどのものにできるか。
そのために人間が汗を流す場所だと
思った方がいい。
★参考図書:
ドリルを売るには穴を売れ(佐藤義典)
青春出版社
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いかがでしたか。
あなたのパーソナル・ブランディングのヒントを受け取っていただけたでしょうか。
引き続き、第209回のヒマラヤFMも
メッセージに引き続きお聴きください。
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大流行りの「デザイン思考」。
個人的に、こういう思考法と
経営手法が流行るのは、喜ばしいと思っています。
今年、春、とある巨大企業からオファーされて、
その企業のビジョンの有効度と、
そしてデザイン経営の導入を
レポートとして提出させてもらいました。
私にとっては、
やや荷が勝ちすぎるオーダーでしたが、
こうした巨大企業でも
デザイン思考やそうした経営手法に真剣に
取り組まざるを得なくなっているのだと思いました。
ただ、実際に話を聞くほどに
どんなに素晴らしい企業でも
劣化するときはアッという間だということが
身に染みてわかりました。
何がダメになるのかというと
カルチャーがダメになるのですね。
企業の動力源は明らかに「カルチャー」です。
もちろん資金や研究の蓄積や
長年築いてきた信用などの資産が
重要なことは間違いありません。
しかし、それらを動かすのは人であり、
人を動かすのはその企業の「カルチャー」なのです。
デザイン思考やデザイン経営は
カルチャーに創造性を取り戻す動きをします。
みんなの硬直したアタマを
少し柔らかくします。
そして、否定しない対話の雰囲気を
創っていきます。
本当に、多くの日本の企業に
どんどんデザイン思考的なものを
導入していってほしい!と切に思います。
ただ、気を付けなければならないのは
デザイン思考にも、ある限界点が存在する、
ということです。
このことさえ、押さえて
有効に活用するなら「デザイン思考」は
素晴らしい成果を生み出せると信じます。
第209回のヒマラヤFMは、
そんな「デザイン思考」の弱点のことを
話しています。
第209回 デザイン思考の弱点とは?
https://www.himalaya.com/ja/pl
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パーソナル・ブランディングの実践塾「創風塾」の
第4期セミナーは、昨今の状況を鑑み、コロナ禍が収まるのを待って、
装いも新たに2022年開講を予定しています。
詳細が決まり次第、当ホームページにもご案内いたしますが、
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