経済は成長を目指さず変化を目指す

経済は成長を目指さず変化を目指す
2021年9月3日 sofu

こんにちは。創風塾です。
秋がいきなり始まりましたね。

人の体感温度って面白いですね。
半袖シャツの人もいるし、コートを着ている人もいましたよ。
天気予報によるとこのまま一気に秋!?
とはならないそうです(><)

今日のコラムでは、創風塾塾長の江上鳴風が、
「経済」の成長や変化についてお伝えします。

それでは、早速。

 

 

私は、投資は
まったくの素人です。

だけど、素人なりに
ぼんやり世間を見ていると
見えてくることがあります。

 

まず、経済が回っているのに
成長している実感がないのは
お金が水位を増しているだけだ、
ということ。

 

例えば台風。
あれは膨大な量の水が
雨となって大地に降り注いでいます。

近年は、100年に一度くらいの
レアな量が繰り返される。

川の堤防を越えて広大な地域を
水浸しにするほど。

通常の範囲を超えて
大量に供給されると
それはどんなところにも
氾濫しはじめます。

いつもと違った現象を
引き起こす。

 

これは経済の水である
お金でも起こるのです。

 

いま日本の中央銀行である
日本銀行はアベノミクス開始から

莫大な量の通貨を
国債や株などを通じて
市場に大量供給しています。

 

GDPは、
ほとんど実質成長していないのに
株価が高止まりなのは
あふれたお金が投資に回るからです。

 

これは経済の成長ではありません。
「経済の膨張」です。

 

ほんとうの成長は
「変化」が引き起こします。

 

「変化」している実感がないときの
成長は「膨張」だ、
と思ったほうがいいでしょう。

 

ほんとうの成長は
時代の変化の予感が
私たちの中に芽生えたとき、

その芽生えのタイミングをつかんで
事業として展開する企業が
生まれてきます。

そうした企業が
あちらこちらに沸き立つように
生まれはじめたときに
人もお金も空気も
ぐるぐると回り始めるのです。

そうして
社会変化を引き起こすのが
ほんとうの「成長」です。

といっても、
もう「経済成長」だけ、をすれば
何ごともうまく行く時代では
なくなっています。

 

日本は、ひょっとしたら
成長を目指さなくてもいいかもしれない。

 

有限の閉じられた星の中で
地下資源、化石燃料を動力にした
「経済の無限の成長」は、
あきらかに幻想でしょう。

 

ただし、有限の星の中での、
「無限の変化」は可能です。

無限の進化と
言い換えてもいいのですが。

 

江戸時代は3000万人の
定常人口を抱えながら、
「変化」することで
見事な循環型の社会を
作り上げていました。

その工夫や発想の視点は
学ぶところが大です。

 

私たちは「変化」を
目指す必要があるのです。

 

GAFAが、
がんばっているにしても
余ったお金が投資に向けている。

バブルとはあまり云われませんが、
あまった大量のお金が川の堤防を越えて
大地にあふれています。

そうして経済を、
なんとか回そうとしているんですね。

この際どさ。

どこから堤防が決壊するのか
わかりません。

莫大な負債を抱えるドイツ銀行が
発火点になるヨーロッパか。

あるいは通貨危機のように、
またアジアが起点になるのか。

小さな銀行が破綻しはじめ、
ローンの延滞者が
急激に増えているアメリカか。

それとも中南米のどこかの国が
デフォルトを引き起こし、
世界中に波及するのか。

 

経済にははっきりとした
バイオリズムがあります。

永遠の成長はありません。

かならず景気は後退し、
バブルははじけます。

 

そのことを
しっかりと頭に入れて
次のステージに向かう準備をしてください。

以下をチェックしてみてください。

 

1) 自分が提供できる価値を1分で人に話せる
2) 価値を提供する方法がある
3) 価値提供でキャッシュを生み出している
4) 複数の方法で収入を得られる
5) いざとなったときに頼れる人が複数いる
6) 最新の情報を提供してくれる人が複数いる
7) 家族、友人などと深くつながれている
8)何よりもまず自分の人生を信頼している

 

チェック項目がつきましたか?

たくさんのチェックがつくように
自分をセッティングしていってください。

ではでは。

 

 

いかがでしたか。
あなたのパーソナル・ブランディングのヒントを受け取っていただけたでしょうか。

引き続き、今週のヒマラヤFMも
メッセージに引き続きお聴きください。

 

 

スターウォーズのストーリーは
よくある神話と同じ展開でできていることは
よく知られています。

ものすごく簡単に言うと
スターウォーズとは「父との和解」の物語です。

ルークとアナキンの古い6作も
女性のレイが主人公の新しい3作も。

映画シリーズとして40年以上の継続と、
価値で700億ドル(7兆円超)を可能にしたのは
物語の核心に「父と子の葛藤と和解」を
置いたからにほかなりません。

だって、それは
私たち全員が想起できる物語だからです。

世界中みんなが関心がある。

これが古典的な物語
「ストーリー」の持つ力です。

もう一つ、ストーリーではない
力を持つ物語があります。

それが「ナラティブ」です。

ナラティブも訳すと「物語」ですが、
ナラティブに、ストーリーのような
明確な筋書きはありません。

ナラティブとはみんなで一緒に書いていく
物語と言ってもいいかもしれません。

この物語は、古びず、かつ、毎日いまでも
たくさんの「わたし」たちによって
更新されていく物語です。

今週のヒマラヤFMでは、
そんな「ナラティブ」物語のチカラのことを
話しています。

今週のヒマラヤFMはこちらから
第206回 現実を変える「ナラティブ」の力を使う
https://www.himalaya.com/ja/player-embed/99846/144447786

 

 

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