「野に遺賢、市に大隠」〜ことばの贈り物

「野に遺賢、市に大隠」〜ことばの贈り物
2021年8月26日 sofu

こんにちは。創風塾です。
それでは早速、創風塾塾長の江上鳴風が語る
パーソナル・ブランディングのヒントをお届けします。

 

 

きょうも
警句&ことわざシリーズ。

教養と美意識が
大事な時代になる、
と前々からお伝えしています。

きょうはその流れの中で、
私の好きな言葉のことを
少しお伝えします。

もう40年程前に
作家の開高健と
エッセイストの向井敏、
大学教授で文芸評論家の
谷沢永一の博覧強記の三人が鼎談して、
創った本に「書斎のポトフ」
というものがあります。

これは名うての
本読みだった三人が、
いろいろな分野の本を
縦横無尽に語りつくす
書評本です。

この中の最終章が
「野に遺賢 市に大隠」と書かれた、
知られざる傑作を集めた章なのです。

私は、
この章のタイトルになった
「野に遺賢 市に大隠」ということば、
なぜか好きです。

前半の“野に遺賢”

野は「や」と読みます。

そして「遺骨」や「遺族」の
遺されたと言う意味の「遺(い)」。

これに賢い者、賢い人の
「賢(けん)」。

読みは“やにいけん”

このことばの元は
中国のことわざ。

「野に遺賢無し」(やにいけんなし)
ということばがあるんですね。

この場合は「野」は
政治家が与党から野党になるとき
あるいは官職から民間に移るときの
「下野する」の「野」です。

「野に遺賢無し」とは
野つまり民間に、
優れた人物は残っていない。

そういう意味です。

否定的な意味では
ありません。

むしろ正反対です。

優れた人材は、
すべて人材として登用されて
国では正しい政治が
おこなわれている。

国は平和で安定している、
という意味なんです。

そして「市に大隠」。

この大元には
「大隠は市に隠る」
(たいいんはいちにかくる)
という言葉があります。

大隠は、大きな、
隠遁者の隠ですね。

つまり真に悟りを得た、
物事の道理を判った人は、
俗世間との交わりを避けて
田舎にいるのではなく、、、、、

市つまり市場、町の中に
超然と居るものだ、
という意味なんです。

横丁のご隠居だ
と思ったら、、、、

凄い哲学者だった、
みたいなイメージ(笑)

「書斎のポトフ」

この最終章のタイトル
「野に遺賢 市に大隠」とは、

民間の、ある意味、
正式なポストとかではない人に

とんでもなく賢い人、賢者が
居ることがあるし、
また町の中でひょうひょうと
暮らしている人の中に

物事の核心を真に
見極められる人がいるものだ、

 

という意味なんですね。

つまり、私のそばに、
私たちが見逃している人の中に、
本当に凄い人はいるかもしれない、
いるんだよ。

という戒めの意味だと
私は解釈しています。

刮目せよ!

目を見開いていなさい!

そういうことです。

「野に遺賢、市に大隠」

私たちは、権威に惑わされず、
また流行り廃りに流されることなく、
人のことを見抜かねば
と言うことです。

ことわざや警句には、
人の知恵が凝縮されています。

こうした言葉は
すごく有用なアプリだと思います。

あなたというOSに
どんどんインストールして
活用してください。

人は、一生、学びです。

 

 

いかがでしたか。
あなたのパーソナル・ブランディングのヒントを受け取っていただけたでしょうか。

引き続き、今週のヒマラヤFMも
メッセージに引き続きお聴きください。

 

 

このところ「共創」という
ことばを聞くことが非常に多くなりました。

そしてそれに伴って
「競争」の方は少しネガティブなイメージが
強くなってきているかもしれません。

この2つの「共創」と「競争」が
何のために存在するかというと
問題解決のためです。

つまり、早い話、
問題が解決できればよい、のです。

この2つの「きょうそう」は
そのためにある、と考えましょう。

対立項ではなく、
お互いを支えあう共存項です。

共創の場で、健全な競争が起きるとき、
その場の創造力と生産力は
飛躍的に高まっていきます。

それは、問題解決にとって、
とても幸せなこと。

共創の場づくりとは、
いかに健全な競争を持ち込めるかが
大きなポイントです。

今週のヒマラヤFMは、
「共創」と「競争」の関係と活用法について
話しています。

今週のヒマラヤFMはこちらから
第205回 2つの「きょうそう~共創と競争」の活用法
https://www.himalaya.com/ja/player-embed/99846/143777446

 

 

パーソナル・ブランディングの実践塾「創風塾」の
第4期セミナーは、昨今の状況を鑑み、コロナ禍が収まるのを待って、
装いも新たに2022年開講を予定しています。

詳細が決まり次第、当ホームページにもご案内いたしますが、
確実に受け取りたい方は、ぜひ、ディープビジョン研究所のメルマガをご登録下さい。

↓↓↓

ディープビジョン研究所メルマガご登録フォーム